激闘!438号86!
2018.12.10
「激闘!438号86!」(86Raceレポート)
3年前から始めたVitzRace。まさしく言葉通り「1から」積み重ねて
今がある。ついていくのに必死だった。最初の頃から試行錯誤する
うちに様々なノウハウが蓄積され血肉となった。

そして今年ついに86でも参戦を果たす。ただしノウハウはあるとはいえ、Vitzで
の話だ。良い部分は継承しつつ1から組み立てなくてはなるまい。
前回はBグループで2位という実績。カテゴリ的にはさらに上の
Aグループも控えるが先ずはこのBで勝たなければ上は無い。
今迄よりもよりレースらしい車で、それ故に参加者も多く
レベルが高いこのレースで這い上がっていけばその先には
凄い社内外の盛り上がりと知名度UPが約束されている。
でも間違えば即逆効果になり得る。
そんなリスクを背負い86レースで結果を出すという行為は
結局我々がレース当初大切にしてきた「VitzRace」を更に盛り
上げ守ることに繋がる。
折角出来た社内の盛り上がりの灯を消さないために。
社員がお客様がクルマが好きであり続けるために。
参加メンバー達は並々ならぬ覚悟で参加している。

レースが行われた鈴鹿は予選自体が前日から降った雨のためにウエット路面。
予選1組、2組とも途中で中断・終了するという波乱の展開。
ただ不幸中の幸いかB組決勝レースでは2番手に決まった。

そうこうしている間にもエンジニア達は準備に余念がない。
ドライバーのメンタルから車の状態まで把握し最高の結果に導いてくれる。
やはりレースはエンジニアに支えられている。
この活動がお客様への作業に昇華されていると最近感じる事が多くなった。
どちらかというと効率・時間を重視した作業から丁寧さをプラスして求める
風潮が確実に生まれている。
作業場を綺麗にする事で探す手間を省き結果的に効率的にする。抜けや忘れを
常に気にしつつ確実に作業をこなす。
これはレース活動における「これで大丈夫だろうか」「やり残したことは無いか?」
と自問自答しながら作業しているからに他ならない。
レース活動をプロに頼まず完全に社内のスタッフで構成してきた成果だ。
今成長した姿がここにある。遠回りでも面倒くさくてもプロに頼まず完全に社内
のスタッフで構成し続けて良かったと参加スタッフとは違う視点で見ていた。
こんなにも頼もしく素晴らしい仲間はおそらく存在しない。最初は戸惑いも
多かったがエースエンジニアの強力な牽引力でどんどん力をつけた。
さあ決勝レースがいよいよ始まる。
コクピットに座ると目が勝負師の目に変わる。まるで何かの覚悟を決めた
ように口数も少ない。頭の中で様々なシーンを想定し対応策を練る。
いつもより念入りにタイヤの感触を確かめ、暖めていく。
前には1台しかない。でもこれを抜くのは至難の業だ。
ドライバーはVitzでも戦っている者が多くお互いを知っているだけに気が抜けない。
スターティンググリッドに付けクラッチを踏み1速へ入れ
サイドブレーキをスタートと同時に降ろせるよう手をかけスタンバイする。
何度も握り治すそのしぐさに緊張感が混じった確かな自信を感じる
さあ!スタートだ!
有り余る気合がシフトワークに現れ少しオーバー気味に力強く上げると
1位の車が少しでも早く第1コーナーを抜けるためにイン寄りに近づいてきた
のをエースは見逃さなかった。


「ここだ!」
刹那に目に見える全てのメーター類が一気に激しく鼓動し車が一気に全てを
出し切るオーラを放ちだす。エースのフルスロットルの指示を得た
438号はそのまま1位に躍り出て第1コーナーに飛び込んだ!
この一連の出来事は開始直後のほんの数秒間。この数秒間に今迄の行動の
意味が全てリンクする。この時点で観戦者たちは最初からのエースの行動の意味を理解した。
エースは勝負ポイントをスタート直後だと決めていたのだ。

1位に躍り出た438号はそのまま先頭を快走する・・・ように見えるが、
単なるドライブではないのだ。常に隙を伺う39台もの戦闘機を後ろに
携え、「後ろを抑えて」走っている。

スタート直後に勝負したという事はゴールまで延々と耐える時間と言う
事を意味する。エースはVitzと大きさもパワーも駆動方式も違う86をまるで自分の
手足のように操り必死でTOPを守る。ひとえに練習の成果だ。
普段の仕事(しかも店長!)とVitzそして86。
何故そこまで彼は出来るのだろうと考えた時、「好き」だけでは片づけ
られない沢山の事に気づく。会社を背負っているという重圧。
毎回レース場に来て結果に一喜一憂し時には涙するほどのメンバーが揃う中
周囲の期待に応えたい気持ち。まさにレース中にそれは大きなうねり
となり巨大な後押しとなっている。

少しでもミスがあれば一気に持っていかれる大きな大きなプレッシャ―と
戦いながら1位を守り続ける。後ろでは抜きつ抜かれつの接戦だ。
2位に抜き出でた車が勢いで1位を狙う。1位だけが味わえる視界クリアの前方を
堪能する余裕は微塵もない。俺たちは王者ではなくクレバーな挑戦者なのだ。

そして・・・そのままチェッカーを受けた!
前回表彰台に上がれたことがこんなにも感動を生むんだと感じていた。
喉から手が出る程出たかった表彰台にやっと届いた達成感。
1位の表彰台にあがる。活動を始めて一番欲した領域。
目に見える目標として優勝を掲げてきたのだから当然だ。
どのチームでも社内社外共に反対勢力は少なからずある。
そんな人を含めていろんな人がいるから面白いのだが。
でも今日はこの結果で一体となる!

前回と同じ表彰台でとても嬉しい。でも嬉しいだけではなく未来に繋ぐ
使命感みたいなものを感じる。このレース活動自体を絶やさない事はも
ちろん、社員全員で勝利をつかむ団結力を更に強化し、お客様に元気を届けると
いう当初の目標はまだまだ道半ば。
「ここがこうなったら」ゴールというモノがないだけに難しい。
でもそこがこの活動の「やりがい」だ。愚直にやり続ける。
やり続けて得られる財産は計り知れないからだ。
今この時点であれば社員全員がこう言い切れる。

「ネッツ神戸は今、最高にアツイ!」
3年前から始めたVitzRace。まさしく言葉通り「1から」積み重ねて
今がある。ついていくのに必死だった。最初の頃から試行錯誤する
うちに様々なノウハウが蓄積され血肉となった。

そして今年ついに86でも参戦を果たす。ただしノウハウはあるとはいえ、Vitzで
の話だ。良い部分は継承しつつ1から組み立てなくてはなるまい。
前回はBグループで2位という実績。カテゴリ的にはさらに上の
Aグループも控えるが先ずはこのBで勝たなければ上は無い。
今迄よりもよりレースらしい車で、それ故に参加者も多く
レベルが高いこのレースで這い上がっていけばその先には
凄い社内外の盛り上がりと知名度UPが約束されている。
でも間違えば即逆効果になり得る。
そんなリスクを背負い86レースで結果を出すという行為は
結局我々がレース当初大切にしてきた「VitzRace」を更に盛り
上げ守ることに繋がる。
折角出来た社内の盛り上がりの灯を消さないために。
社員がお客様がクルマが好きであり続けるために。
参加メンバー達は並々ならぬ覚悟で参加している。

レースが行われた鈴鹿は予選自体が前日から降った雨のためにウエット路面。
予選1組、2組とも途中で中断・終了するという波乱の展開。
ただ不幸中の幸いかB組決勝レースでは2番手に決まった。

そうこうしている間にもエンジニア達は準備に余念がない。
ドライバーのメンタルから車の状態まで把握し最高の結果に導いてくれる。
やはりレースはエンジニアに支えられている。
この活動がお客様への作業に昇華されていると最近感じる事が多くなった。
どちらかというと効率・時間を重視した作業から丁寧さをプラスして求める
風潮が確実に生まれている。
作業場を綺麗にする事で探す手間を省き結果的に効率的にする。抜けや忘れを
常に気にしつつ確実に作業をこなす。
これはレース活動における「これで大丈夫だろうか」「やり残したことは無いか?」
と自問自答しながら作業しているからに他ならない。
レース活動をプロに頼まず完全に社内のスタッフで構成してきた成果だ。
今成長した姿がここにある。遠回りでも面倒くさくてもプロに頼まず完全に社内
のスタッフで構成し続けて良かったと参加スタッフとは違う視点で見ていた。
こんなにも頼もしく素晴らしい仲間はおそらく存在しない。最初は戸惑いも
多かったがエースエンジニアの強力な牽引力でどんどん力をつけた。
さあ決勝レースがいよいよ始まる。

コクピットに座ると目が勝負師の目に変わる。まるで何かの覚悟を決めた
ように口数も少ない。頭の中で様々なシーンを想定し対応策を練る。

いつもより念入りにタイヤの感触を確かめ、暖めていく。
前には1台しかない。でもこれを抜くのは至難の業だ。
ドライバーはVitzでも戦っている者が多くお互いを知っているだけに気が抜けない。
スターティンググリッドに付けクラッチを踏み1速へ入れ
サイドブレーキをスタートと同時に降ろせるよう手をかけスタンバイする。
何度も握り治すそのしぐさに緊張感が混じった確かな自信を感じる
さあ!スタートだ!
有り余る気合がシフトワークに現れ少しオーバー気味に力強く上げると
1位の車が少しでも早く第1コーナーを抜けるためにイン寄りに近づいてきた
のをエースは見逃さなかった。


「ここだ!」
刹那に目に見える全てのメーター類が一気に激しく鼓動し車が一気に全てを
出し切るオーラを放ちだす。エースのフルスロットルの指示を得た
438号はそのまま1位に躍り出て第1コーナーに飛び込んだ!
この一連の出来事は開始直後のほんの数秒間。この数秒間に今迄の行動の
意味が全てリンクする。この時点で観戦者たちは最初からのエースの行動の意味を理解した。
エースは勝負ポイントをスタート直後だと決めていたのだ。

1位に躍り出た438号はそのまま先頭を快走する・・・ように見えるが、
単なるドライブではないのだ。常に隙を伺う39台もの戦闘機を後ろに
携え、「後ろを抑えて」走っている。

スタート直後に勝負したという事はゴールまで延々と耐える時間と言う
事を意味する。エースはVitzと大きさもパワーも駆動方式も違う86をまるで自分の
手足のように操り必死でTOPを守る。ひとえに練習の成果だ。
普段の仕事(しかも店長!)とVitzそして86。
何故そこまで彼は出来るのだろうと考えた時、「好き」だけでは片づけ
られない沢山の事に気づく。会社を背負っているという重圧。
毎回レース場に来て結果に一喜一憂し時には涙するほどのメンバーが揃う中
周囲の期待に応えたい気持ち。まさにレース中にそれは大きなうねり
となり巨大な後押しとなっている。

少しでもミスがあれば一気に持っていかれる大きな大きなプレッシャ―と
戦いながら1位を守り続ける。後ろでは抜きつ抜かれつの接戦だ。
2位に抜き出でた車が勢いで1位を狙う。1位だけが味わえる視界クリアの前方を
堪能する余裕は微塵もない。俺たちは王者ではなくクレバーな挑戦者なのだ。

そして・・・そのままチェッカーを受けた!
前回表彰台に上がれたことがこんなにも感動を生むんだと感じていた。
喉から手が出る程出たかった表彰台にやっと届いた達成感。

1位の表彰台にあがる。活動を始めて一番欲した領域。
目に見える目標として優勝を掲げてきたのだから当然だ。
どのチームでも社内社外共に反対勢力は少なからずある。
そんな人を含めていろんな人がいるから面白いのだが。
でも今日はこの結果で一体となる!

前回と同じ表彰台でとても嬉しい。でも嬉しいだけではなく未来に繋ぐ
使命感みたいなものを感じる。このレース活動自体を絶やさない事はも
ちろん、社員全員で勝利をつかむ団結力を更に強化し、お客様に元気を届けると
いう当初の目標はまだまだ道半ば。

「ここがこうなったら」ゴールというモノがないだけに難しい。
でもそこがこの活動の「やりがい」だ。愚直にやり続ける。
やり続けて得られる財産は計り知れないからだ。
今この時点であれば社員全員がこう言い切れる。

「ネッツ神戸は今、最高にアツイ!」