クラウン物語

みなさんお久しぶりです。私はS120型クラウンです。え？分からないって？
ほら・・・みんながまだ学生の頃40代～50代のお父さん世代の人たちが乗ってたクラウンですよ。

「いつかはクラウン」これって聞いたことあると思いますが、実はこのモデルが発売した時のキャッチなんです。
世間全般が所謂「高級車」にあこがれを持っていたあの頃に生まれた事は幸運に思っています。
随分チヤホヤされましたからね。

でもね。若いみんなが思っていたことは何となく耳に入ってました。
「確かに高級車やけどオッサン車やん」とか「ゴルフ場に似合う」「シートレースカバーが絶対ついてる」等々。
総じて「今の自分の生活シーンには入ってこない高級車」だと思っていたことに。

こちらとしてはどんなシーンでも最高級を常に意識して今の技術で出来る最大限の事をキチンと手を抜かずやり遂げ魅力を演出していただけなんですが・・・。
でも、いつかはきっと魅力を理解してもらえると信じ皆さんを待ち続ける事にしました。

そこから時代は「バブル」に突入します。
「セルシオ」が発売されても関係なく「私」であり続けながら皆さんを待ちました。
スタイルは基本を踏襲され続けましたが動力性能は劇的に進化していきます。
スーパーチャージャ等の補器類で賄っていた高い動力性能から補器類に頼らないエンジン本体が持つパワフルで自然吸気ならではのスムーズなふけ上がりで高性能を誇れるようになりました。

そして2003年伝説の「ZERO　CROWN」が誕生します。
長く続いた私の保守的なイメージを一新してスポーティーで流麗なスタイリング
「〜かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる〜」
をキャッチにプラットフォーム、エンジン、サスペンションといった主要コンポーネントが全て刷新されエンジンは長く使われた直列6気筒に代わり静音性能、環境性能を高めたV型6気筒に代わりました。
このあたりでみんな思ったはずです。
「お？クラウンってカッコええな！？」と。

レクサスが誕生し高級車と呼ばれる車がレクサス〇〇にどんどん生まれ変わる中、それでも私は私であり続けて皆さんを待ち続けていました。

そして2020年12月。現行のモデルが生まれ変わります。

ドライバーファーストなスポーティな外観。

乗る人の感性に応える五感に響く品質でまとめられたインテリア。

日本最適サイズにまとめられた運転のしやすさと乗り心地と静粛性

プリクラッシュセーフティ（歩行者［昼夜］・自転車運転者［昼］検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー＋単眼カメラ方式）

もちろん安全装備は国産トップクラス！

そして今回11月にマイナーチェンジを迎え更なる魅力のあるクラウンになります！
　・一部のグレードのシートグレードが上がります！
　・12.3インチの大型ディスプレイの新設定
　・ホイール、リヤコンビランプのデザイン変更
　・安全装備も従来に加えてグレードアップ！
　　⇒歩行者右左折支援やドライバー異常時停車支援システム、
クルーズ使用時カーブ速度抑制機能など

気が付きましたか？改めて思い起こしてみるとあの時学生だった皆さんが大きく生活環境が変わり、人を乗せて走ることが多くなったこと。出かける用事の内容も昔と違うこと。
その行動基準にピッタリ合うのが私だということ。私に乗ることが「心地いい」と感じるようになったことに。そして今若い世代の皆さんにも受け入れられるスタイリングで正統派のカッコイイ私になっていることに。

ゴルフも昔ほど年齢層の限られたスポーツではなくなりました。やってみると楽しいですよね！ホールを予約してから何度か打ちっぱなしにいって、結局上手にはならないんですけど、、、気の合う仲間と一緒にホールを回るこの一連の行事が楽しみなんですよね。
そんなすべてのシーンに私がピッタリだと思いませんか？荷物も楽に積めてカッコイイ！
なんか乗るだけでいい夫いいお父さんになったような気がします。

パートナーとの買い物もそうです。大きなトランクにラフに荷物を積むことが出来ますし、2人で行った場合はそこまでしなくても後席が広い荷物置き場にもなります。
セダンなので高さも気にすることなくどこでも出かけられます。社内が静かなのでまるで家にいるかのようなトーンで会話もできます。会話が途切れたら音楽はどうですか？静粛性が見事に有利に働き、オーディオルームに匹敵する音質がいつも聴いている音楽を更に魅力的に変えてくれるでしょう。

時代を超え試行錯誤しながら皆さんを待ち続けた甲斐がありました。今度は貴方の下で
かなえたいと思います。

今こそ私を皆さんの家族・相棒にしてください。ネッツ神戸でお待ちしています。